002妊娠

人工妊娠中絶について

人工妊娠中絶とは、妊娠の経過中に人工的に子宮内の胎児や胎嚢(たいのう)を取り出してしまうことを言います。

最近は医学が発達したので相当安全に行えるようになりました。しかし、母体にとって決して良いことではありません。

手術の後遺症による体調不良や、以後の妊娠において流産や子宮外妊娠にしやすくなる、細菌感染によって子宮内膜炎や卵管炎になり、不妊症になる場合も少なくありませんのでできる限り避けたいことです。

現在、日本においては人工妊娠中絶が認められるケースとして以下の理由によるものに限っています。

1.優生学的な理由
夫婦のいずれか、および夫婦の4親等以内の近親者に遺伝的な精神疾患や身体疾患がある場合。

2.医学的な理由
本人または配偶者がらい疾患にかかっている場合。

3.身体的・経済的な理由
妊婦、出産が母体の健康を著しく害する恐れがある場合。

4.倫理的な理由
暴行や望まない理由になどによって妊娠した場合。

【人工妊娠中絶の方法】
★妊娠第6週~11週・・・掻爬術(そうはじゅつ)または吸引法で子宮内容物を排出させる。
★妊娠第12週以降・・・人工的に陣痛を起こさせて早産を誘発させる方法。

※ただし、人工妊娠中絶が認められるのは、妊娠第22週未満までです。また、原則として本人および配偶者の同意が必要です。
また、最初の子供を人工妊娠中絶する場合は、特に母体への影響が大きいため、できるだけ避けるようにします。
やむをえず受ける場合も、胎児や胎盤がまだ小さい、妊娠3ヶ月初めまでとします。そして優生保護法指定医の資格を持った医師によって手術を受けるようにしましょう。

費用は病院によって異なりますが、10万円前後です。
妊娠後の経過期間によっても金額が異なります。

妊娠中絶は女性の精神的はダメージはとても大きいものです。
人によっては一生背負ってしまう大きな心の傷となってしまう方もいらっしゃいますので決して簡単には考えないでください。

2012年8月11日|

カテゴリー:妊娠

妊娠届、出生届、出生証明書

妊娠届は、お母さんやこれから生まれてくる赤ちゃんの健康を保護し、赤ちゃんが無事に生まれることができるように援助してもらうために届け出るのです。

届け出を出すことによって、健康診断、保健指導、母親学級の連絡を受けることができるようになり、さまざまな保健サービスが受けられるようになります。

東京都の場合は、届出をすると、母子健康手帳がいただけて、検診の際に検査料が公費負担で受診できる券をいただくことができます。

【手続きの方法】
妊娠がわかったら、住所のある市区町村役場あるいは、地区によっては保健所に届けを出します。手続きは、各自治体によって違います。

一般的には、本人の氏名、住所、世帯主名、職業などの記入と、その他に、すでに医師の診察を受診しているのであれば、病院の名前、所在地、医師や助産婦の氏名、妊娠周数、出産予定日を記入します。これらの必要事項を記入し、押印して提出します。

【出生届と出生証明書】
出生届は、戸籍法に定められており、出産してから14日以内に提出することが義務付けられています。

もし指定期間を過ぎた場合は、簡易裁判所判事宛に『戸籍届出期間経過通知書』を提出しなければなりません。届けには、遅れた理由を書きますが、天災などの不可抗力の原因だけが正当な理由として認められますが、それ以外は3万円以下の過料が科せられますのでご注意ください。

あと、出生届には医師や助産師など出産に立ち会った方による出生証明書が必要になります。証明書は、出産した病院にも用紙があります。医師などに記入していただきます。

出生届は期限を守って提出しないと罰金のようなものがかかってしまうのですね・・。
知りませんでしたね。

2012年8月 7日|

カテゴリー:妊娠

流産

大変残念なことですが、赤ちゃんが妊娠22週未満で外に出てしまうことを『流産』と言います。

このようにして出てしまった赤ちゃんは、かわいそうですが、育つことができません。

流産はまず出血があり、それに前後するかたちで下腹痛があります。

最初は軽くお腹が張る程度だったのが、徐々に痛みが激しくなります。陣痛のように周期的な痛みを伴います。

ただし、流産は、早期に適切な対応をし、安静をすることで防ぐことが可能です。

安静にして医師の診察を受けます。薬で食い止められることがあるからです。それでもダメな場合は、なるべく早く子宮の内容物を出してしまいます。そうすると痛みは消えます。

流産にはいくつかのタイプがあります。
1.完全流産
2.不全流産
3.切迫流産
4.進行流産
5.切迫流産
6.稽留流産(けいりゅうりゅうざん)
7.習慣流産

流産の原因は複数考えられ、自然流産の場合、直接的には、受精卵の染色体異常に原因があることも考えられます。その他、胎児側、母体側の原因として以下のようなことが考えられます。

【母体側の原因】
・急性伝染病
・妊娠中毒症
・心臓病
・腎臓病
・肺結核
・子宮筋腫
・子宮奇形
・頸管無力症(けいかんむりょくしょう)
・黄体ホルモン不足

※そのほか、転倒や圧迫といった外部からの衝撃、強烈な下痢も流産の誘因となります。妊娠中のセックスも流産の引き金となることがあります。


【胎児側の原因】
・胞状奇胎(ほうじょうきたい)
・胎盤(たいばん)や臍帯(さいたい)の異常


【父親側】
・精子の異常

2012年7月17日|

カテゴリー:妊娠, 体調不良について

必要に応じて受けるべき検査

妊娠中にはいろいろな検査を受ける必要があります。妊婦が必ず受けるべき検査と必要に応じて受けたほうが良い検査があります。

【必ず受ける必要がある検査】

・血液型検査
・貧血検査
・体重測定
・血圧測定
・尿検査
・風疹抗体検査
・トキソプラズマ検査
・肝炎ウィルス
・梅毒・エイズ・クラミジア検査

【必要に応じて受けるべき検査】

・胸部エックス線検査
・超音波検査
・骨盤測定
・歯科検診
・成人T細胞白血病ウィルス検査
・膣分泌物の顕微鏡検査

特に、ここでは必要に応じて受けるべき検査について詳細を説明します。

・胸部エックス線検査
結核に感染している可能性がある場合に行う検査です。

・超音波検査
妊娠周数は、生理が規則正しい人でない限り、はっきりとはわかりにくいものです。超音波検査を行うことである程度推定することができます。

また、多胎の可能性や、胎児および子宮内部の状態を詳しく知りたい時にも、必要に応じて行われる検査です。特に、前置胎盤や胞状奇胎の疑いがある場合にも行われます。
妊娠末期になると、分娩に備えて胎児の頭部の大きさを測定するのに検査を行うこともあります。

・歯科検診
妊娠28週以降になると、治療が非常に難しくなりますので、できるだけ早めに受けるようにしてください。検査や治療を受ける時は、妊娠していることを必ず伝えてください。

・骨盤測定
必ずしも狭骨盤だからといって難産になるわけではありませんが、狭骨盤かどうか調べます。腰部を外側から測定するのが一般的なのですが、エックス線写真や超音波診断法を用いることもあります。

・成人T細胞白血病ウイルス検査
感染している可能性がある場合に行います。

・膣分泌物の顕微鏡検査

おりものが非常に多い時に行います。

よく考えたら歯医者も気軽にはいけなくなるんですよね。
妊婦さんは制約が多いですね~。

2012年7月11日|

カテゴリー:妊娠

妊娠中に受ける必要がある諸検査

妊娠中には、いろんな定期健診や検査を受ける必要があります。妊産婦が受ける必要がある検査は以下のものがあります。

★必ず受ける必要がある検査

【血液型検査】
両親のABO式とRh式血液型を確認します。母親と胎児の血液型が不適合かどうか調べます。

【貧血検査】
妊娠中期以降になると、貧血になりやすくなります。妊娠初期だけでなく、後期にも受けるようにします。

【血圧測定】
妊娠中毒症など、体調の異常の発見に役立つ重要な手がかりです。定期検診の都度、受ける必要があるでしょう。

【体重測定】
検診の都度、体重測定します。特に妊娠後半期では、妊娠中毒症を発見する大切な手がかりになります。

【尿検査】
尿を検査することによって、尿に含まれるたんぱく質や糖を確認し、妊娠中毒症、腎合併症、糖尿病合併症妊娠かどうかを確認します。妊娠末期には、尿路感染症がないかを確かめるためにも重要となります。

【風疹抗体検査】
妊娠中に風疹にかかると、赤ちゃんに先天的な異常をひきおこす恐れがあることから、妊娠の可能性のある女性は、できれば妊娠前に検査しておくとよいでしょう。

【トキソプラズマ抗体検査】
妊娠中に感染すると、胎盤を通して胎児も感染します。妊娠初期に初感染すると、胎児が死亡する危険もあります。また出産後に知能障害、眼トキソプラズマ症がみられることもあります。

【肝炎ウィルス検査】
B型肝炎やC型肝炎ウィルスのキャリアであることを自覚していない妊婦がいますので、検査を受けておきましょう。

【梅毒・エイズ・クラミジア検査】
性感染症の検査です。本人が自覚していないことが多いので、血液検査を受けてください。

HIVの検査は結構心配に思っている方が多いと思います。
結婚する前に検査を受けておくのがマナーかもしれませんね。

2012年7月 9日|

カテゴリー:妊娠

公共のサービス

妊娠の届けを提出すると、おかあさんや生まれてくる赤ちゃんを保護するための健康診断や、保健指導、母親学級の通知など、さまざまなサービスの紹介や連絡を受けることができます。

公共機関が妊産婦や乳幼児の健康を保護するために行う保健指導や健康診断は、ほとんどは費用は無料、もしくは補助が出ます。

【妊婦検診】
妊娠前期と妊娠後期に各1回ずつ、保健所で行われます。
無料です。
検査内容:身長、体重測定、尿検査、血液検査など。
※体調に異常が認められた場合には、役所の委託した医療機関での精密検査を無料で受けることが可能です。

【保健指導】
出産、妊娠などに関するあらゆる疑問の相談に乗ってくれます。不安や疑問は一人で抱え込まず、遠慮せず相談しましょう。
母親学級での集団指導と個人指導、個人に対する保健相談など。

【乳幼児健診~3歳児検診】
・生後3~6ヶ月と、9~11ヶ月の2回の乳児検診。
・1歳6ヶ月の一般健康診断。
・3歳児検診。
※実施の場所や日時は連絡がきます。役所や保健所に問い合わせをすることもできます。

【定期予防接種】
保健所から日程などの連絡がきます。定期接種は、1994年の改正で「接種を受けるよう努めなければならない」とされ、義務でありません。本人または保護者が納得したうえで受けます。

現在、予防接種法で定期接種の対象となっているのは、

1.ジフテリア
2.百日咳
3.ポリオ(急性灰白髄炎)
4.風疹
5.麻疹
6.日本脳炎
7.破傷風

の7つです。BCGは、結核予防法の規定から定期接種と同様の扱いとなります。これらは所定の期間内に受けることが望まれます。

いろいろなありがたいサービスがあるんですね。
ぜひ利用しましょう。

2012年7月 8日|

カテゴリー:妊娠

妊娠中の家事

妊娠は、病気ではありませんから、体調に異常がないのであれば、できる限り普段通りの日常生活を送るよう心がけてください。

むしろ、栄養の取りすぎや運動不足は肥満になりやすく、妊娠中毒症や難産の原因となります。日常生活のなかで積極的に体を動かすことで、妊娠中に健康な生活を維持できますし、分娩も軽くすることができます。

しかし、家事のなかで、中腰での姿勢で洗濯をしたり、しゃがんで草むしりをしたり、雑巾がけや、重いものを持ち上げる、といった、腹部に強い圧迫や緊張を与える姿勢や動作は避けましょう。

つま先で立って物を取ったり、長時間のミシンがけもよくないです。自転車での買物や長時間の立ち仕事、歩行、激しい階段の上り下りも控えてください。転倒の可能性がある動作は、避けましょう。

冷えすぎたり、暑すぎる場所で仕事をしたり、長時間過ごすことのないように注意しましょう。

また、妊娠後期になると、腹部が大きくなり、腰痛が起きやすくなります。これは重心が前に傾いてしまいがちになるためです。壁を背にして立ち、1日に数回、自分で姿勢を矯正するようにすると良いでしょう。休むときには、仰向きかやや横向きにし、下腹部の下や膝下にまくらなどを置くと楽です。

積極的に動くことは大切ですが、無理は禁物です。

疲れたらすぐに休息をとることが大切です。栄養が労働のほうにいってしまい、胎児への栄養供給が少なくなると、胎児の発育を妨げます。流産、早産の危険も高まりますので、疲れない程度に動くことを心がけるべきです。

身体を動かすようにしつつ、無理をしないようにするというのはなんか難しそうですね。
ついつい無理してしまいそうですね。

2012年7月 6日|

カテゴリー:妊娠

低出生体重の届出

未熟児、すなわち低出生体重の届出

生まれた時の体重が2500グラム未満の場合、低出生体重児と呼ばれ、保健所または役所への届出が必要となります。

届け出をすると、保健所から指導訪問が受けるようになります。入院が必要な場合には、保育設備がある指定養育医機関に入院手続きをしてもらえます。

届出は、本人でなくても結構です。

家族や医師、助産師でもかまいませんし、電話連絡でも可能です。病院などで分娩した場合には、退院後の健康管理を保健所が指導してくれます。自宅分娩の場合は、できるだけ早く届け出ることが大切です。

このような届出があるんですね。
本当に知らないことばかりです・・。

2012年7月 4日|

カテゴリー:妊娠

出産・育児一時金

妊娠・出産は病気でありませんので、正常な妊娠・出産に対しては、健康保険は適用されないのです。

ただし、妊産婦が被保険者本人または夫の被扶養者の場合は、出産後に健康保険組合に申請することで出産・育児金の支給を受けることができます。金額は1児につき30万円となっております。

国民健康保険の場合は、助産費として支給され、各市町村によって支給額に多少差があります。ただし、国の規準30万円にならう市町村が多いようです。

支給条件は、被保険者が健康保険加入後1年以上を経過していること。また退職後6ヶ月以内の出産に対しても同時に支給されます。

産前や産後休業中にも出産手当金の支給は、産前は6週間、産後は8週間、で標準支給月額の6割の支給となっております。

多胎の場合は、産前10週間です。また、分娩予定日よりも分娩が遅れた場合には、遅れた期間の分も支給されます。
なお流産(妊娠12週以降、妊娠4ヶ月)や早産、死産の場合も支給されます。

出産は病気じゃないので健康保険が適用されないんですね・・
知りませんでした。

2012年7月 2日|

カテゴリー:妊娠

腹帯

妊娠5ヶ月頃から、『腹帯(ふくたい)』というものを付けます。

これは、下腹部の保温のためと、大きくなったおなかを支えて胎児を安定させる役割があります。

腹帯は、適切につけられていなかったり、きつく締めすぎると、下半身の血行が悪くなって、むくみの原因になります。

腹帯の付け方

1.さらし木綿を二つ折りにします。

2.折り山が下にくるようにして左から右へおなかにあてます。

3.巻き始めの耳を出しておいて、ぎゅっと緩まないように一巻きします。

4.二巻き目をするときに、3の出しておいた巻き始めの耳を折り返し、ずれにようにして巻き込みます。

5.三巻き目は、中央で折り返して巻きます。

6.以後、中央や端で布を適宜折り返しながら、巻いていきます。巻き終わりがピンで留めやすいところにくるように調節します。

7.指2本の余裕を持たせて巻き上げ、ピンで留めます。

腹帯は、通気性がよく、洗濯ができるものを選び、いつも清潔に保つことが大切です。

妊娠中の衣服の基本は、1.清潔であること、2.保温性が高いこと、3.動きやすくて軽いことです。

妊娠中は新陳代謝が盛んになり、おりものも増えます。汗もかきますから、入浴で体を清潔に保つと一方で、下着は吸湿性にすぐれて刺激の少ない綿製のものが良いでしょう。

はきものは、安定性や腰への負担も考え、ヒールの低い靴にします。3センチメートル程度の高さが適切でしょう。つっかけサンダルや、ヒールの高いものなどは転倒しやすく、危険です。

2012年7月 1日|

カテゴリー:妊娠